私の住んでいる地域では、高齢者福祉サービスの一つに、タクシー利用助成金というのがあります。
今日は、94歳の同居している義母がそれを申請するために、役場まで付き添いました。
高齢者タクシー利用助成金とは、
75歳以上の人、または65歳以上の運転免除証を返納した人に、タクシー運賃の半額を助成する(上限600円)というものです。
年50回利用できます。
義母は、耳がかなり聴こえにくいのですが、頭はしっかりしていて、現在自立して生活しています。
役場や病院など少し距離がある所に行く時には、家族が車で送迎して付き添います。
役場で申請するときに、義母と私は並んで座りました。
申請書には義母が記入しました。
利用の仕方の説明を受けるときです。
担当者は最初から、私に向かって話し始めました。
私は、
「大きい声で話してくれれば、本人でもわかるんだけどな…」
と思いながら説明を聞き終えました。
病院の診察のときも、同じことがあります。
医師は、後ろに立っている私に向かって話し始めます。
老人は子供と同じで、同席している人が親のような立場になるので、その人に話すのでしょう。
仕事をしている人も忙しく、付き添い人に話す方が早くてよいことは理解できるので、それで良いのです。
義母とそのことについて話したことはありません。
自分でもわかるのに〜と思うことはないでしょうか。
歳をとったから、自分に説明してくれないのは仕方がないと思うのでしょうか。
人にもよるでしょうが、
義母はこれまでもずっと自律して生きてきた人なので、私は、なんとなく悔しい気持ちになってしまうのです。
〜歳をとったら自分でできないことを受け入れて、周囲の人のサポートを上手に受けましょう〜
ということでしょうか(^.^)